動悸
- 胸の中で強くドキドキする感覚
- 心拍数が速くなったり、リズムが不規則になる
- 息切れや呼吸が浅くなる
- めまいやふらつきを感じる
- 胸の圧迫感や不快感を伴う場合がある
動悸とは?|あさひろメディカルグループ
動悸とは、心臓の鼓動が通常よりも強く、速く感じられる状態を指します。通常、私たちの心臓はリズムよく拍動し、意識することなく動いています。しかし、動悸が発生すると、このリズムが乱れたり、過剰に強く感じられるため、胸の中で「ドキドキ」や「バクバク」といった感覚を自覚することになります。時には、「胸が締め付けられる感じ」や「心臓が飛び出しそうな感覚」と表現されることもあります。
動悸は、心拍数が異常に増加するだけでなく、心拍リズムが乱れることでも発生します。正常な成人の心拍数は1分間に60〜100回程度ですが、動悸を感じる際は、この心拍数が100回を超えることがあります。また、心拍数が正常範囲内であっても、心拍の強さが異常に増加することで動悸を感じることもあります。
動悸の症状自体は、一時的なものであることが多く、例えば緊張したり、運動をした後には自然に収まることがほとんどです。しかし、特に理由もなく突然発生したり、長時間続いたりする場合は、何らかの体調不良や疾患が原因である可能性が高くなります。動悸が頻繁に起こる場合や、体に他の異常を伴う場合は、心臓や自律神経に問題がある可能性があり、専門的な診察を受けることが推奨されます。
動悸の症状は、主に次のような形で現れることがあります。
- 心臓が速く鼓動している感覚
- 心臓が強く打ちつけている感覚
- 胸が詰まる感じや圧迫感
- めまい、息切れ、冷や汗を伴う場合もある
これらの症状は日常生活に支障をきたすことがあり、放置することでさらなる健康リスクを招くこともあります。動悸を正確に理解し、必要に応じて適切な対処を行うことが大切です。
動悸の原因とは?|あさひろメディカルグループ
動悸の原因はさまざまで、日常的なものから、重大な疾患に関連するものまで幅広く存在します。以下は、動悸の主な原因とその背景について詳しく説明します。
1.精神的なストレスや不安
精神的なストレスや不安は、動悸の最も一般的な原因の一つです。ストレスがかかると、交感神経が活発になり、心臓の働きを高めることで動悸が生じます。特に、プレゼンテーションや試験、仕事での緊張した場面では、心拍数が急激に上昇し、胸がドキドキする感覚を覚えることが多いです。これは体の防御反応として自然な現象ですが、長期間のストレスが続くと自律神経が乱れ、慢性的な動悸につながることもあります。
2.カフェインやアルコールの摂取
カフェインやアルコールの過剰摂取も、心臓に刺激を与え、動悸を引き起こす原因となります。カフェインには中枢神経を刺激する作用があり、コーヒーやエナジードリンクを飲むことで心拍数が増加します。また、アルコールも心拍リズムに影響を与え、飲酒後に動悸を感じることがあります。これらの物質は、個人の感受性により影響の大きさが異なるため、適量を超えないように注意が必要です。
3.運動や肉体的疲労
運動後や肉体的に疲労した時にも、心臓が通常よりも速く動くため動悸が感じられます。特に、激しい運動や持久力を必要とする活動後は、一時的に心拍数が増加しますが、これは自然な反応です。問題は、運動後に心拍数がすぐに正常範囲に戻らない場合や、軽い運動でも動悸が激しくなる場合です。このような場合は、心臓や肺の異常が隠れている可能性があるため、医師の診察を受けることが重要です。
4.自律神経失調症
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こる症状です。自律神経が乱れると、心臓のリズムが正常に保たれず、突然動悸を感じることがあります。自律神経失調症は、過度なストレスや不規則な生活習慣が原因で引き起こされることが多く、動悸以外にも、頭痛やめまい、疲労感などの症状が現れます。
5.心臓疾患
心臓に問題がある場合、動悸はその初期症状として現れることがあります。不整脈や心筋症、心不全など、心臓疾患が原因で動悸が生じる場合、胸の痛みや息切れ、めまいなどの症状も伴うことがあります。このような症状がある場合は、早急に専門医の診察を受け、適切な治療を開始することが必要です。
6.甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる甲状腺機能亢進症も、動悸の原因となることがあります。この疾患では、代謝が過剰に活発化するため、心臓が通常よりも速く働き、動悸が引き起こされます。その他にも、体重減少や過度な発汗、手の震えなどの症状が現れることがあります。
これらのように、動悸はさまざまな原因によって引き起こされるため、適切な診断と治療が必要です。軽度のストレスや一時的な要因であれば、セルフケアや生活習慣の改善で対処できることもありますが、頻繁に動悸が起こる場合や他の症状を伴う場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。
動悸を放置・悪化するとどうなるの?|あさひろメディカルグループ
動悸が頻繁に起こる場合、それを放置すると体や心にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。動悸は一時的なものと見過ごされがちですが、特に原因不明の動悸が続く場合には早めの対処が重要です。以下に、動悸を放置することで考えられる悪化のリスクについて説明します。
1.慢性的な疲労や睡眠障害の発展
動悸が頻繁に起こると、心拍が速くなるため、体が常に緊張状態に置かれ、慢性的な疲労感を引き起こします。特に夜間に動悸が発生する場合、睡眠の質が低下し、不眠症や睡眠不足が慢性化することがあります。これにより、日中の集中力の低下やイライラ感が増すなど、生活全般に支障をきたす可能性があります。
2.心臓への負担増加
動悸が続くと心臓に過剰な負担がかかります。通常の心拍リズムが乱れ、心臓が不規則に動く状態が続くと、心臓自体の機能が低下し、不整脈や心不全のリスクが高まります。特に、心筋梗塞や心臓発作のような重大な疾患につながる可能性があるため、心臓に関する検査や適切な治療が必要です。
3.精神的な不安定とパニック障害のリスク
動悸が頻発すると、「何か深刻な病気かもしれない」といった不安が増し、心身に悪影響を及ぼすことがあります。動悸を経験するたびに強い不安感に襲われると、日常的に緊張が高まり、パニック障害などの精神疾患を引き起こすリスクも高まります。特に、動悸に対する恐怖が強くなると、外出を避けたり、社交的な場面で緊張を感じることが増え、生活の質が著しく低下します。
4.日常生活への影響
動悸を繰り返し経験すると、仕事や家事に集中できなくなったり、体調の不安から運動や活動を制限するようになります。これにより、身体的な健康がさらに悪化し、悪循環に陥ることがあります。また、動悸が原因で疲労感が続くと、免疫力の低下や体力の減少を招き、他の病気にかかりやすくなることも考えられます。
5.重篤な疾患の見逃し
動悸の背後に、心臓や甲状腺、肺に関連する重大な疾患が隠れていることがあります。これらの疾患は、初期段階で適切に対処することで治療が可能ですが、放置していると病状が進行し、取り返しのつかない状態になることもあります。例えば、不整脈や心臓弁膜症などは、早期発見と治療が重要です。
このように、動悸を放置することで、身体的・精神的なリスクが高まる可能性があります。もし動悸が頻繁に起こる、または長時間続く場合は、専門の医師や柔道整復師の診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。早期の対処が、日常生活への悪影響を最小限に抑え、健康的な生活を維持する鍵となります。
動悸の治療方法・セルフケアの方法は?|あさひろメディカルグループ
動悸が治るまでの期間の目安は?|あさひろメディカルグループ
動悸の治療や改善までにかかる期間は、原因や個々の健康状態によって異なります。一般的なストレスや疲労が原因の動悸であれば、早期のセルフケアや生活習慣の改善により、数日から数週間以内に症状が和らぐことが多いです。しかし、原因がより深刻な場合や、心臓や自律神経に関連する問題がある場合、回復までにより長い時間がかかることもあります。以下、動悸の回復期間について詳しく見ていきます。
ストレスや不安が原因の場合
ストレスや不安が主な原因の場合、動悸の症状はリラクゼーションやストレス管理法を取り入れることで比較的早く改善することが期待できます。深呼吸法や瞑想、軽い運動を取り入れることで、数日から1週間ほどで心拍が落ち着き、動悸の頻度が減ることがあります。もし長期間にわたって強いストレスが続いている場合でも、生活習慣を整え、ストレスの元を取り除くことで、数週間から1ヶ月程度で症状が緩和することが多いです。
自律神経失調症が原因の場合
自律神経失調症による動悸は、生活習慣の改善や鍼灸治療、整体による施術などを継続的に行うことで徐々に改善します。ただし、自律神経の乱れが原因である場合、完全に回復するまでには数ヶ月の期間が必要なこともあります。生活のリズムを整え、ストレスを軽減しながら、自律神経を整える施術や治療を継続的に受けることで、徐々に改善していくことが多いです。
心臓疾患が原因の場合
心臓に関連する動悸の場合、回復期間は原因の疾患や治療方法によって大きく異なります。軽度の不整脈や心臓の一時的な負担が原因であれば、適切な治療や薬物療法により、数週間から1ヶ月以内に症状が落ち着くことがあります。しかし、心臓弁膜症や心筋梗塞などの深刻な心臓疾患が原因である場合、長期的な治療やリハビリが必要となり、回復には数ヶ月から1年近くかかることもあります。定期的な診察と専門医の指導のもとで治療を進めることが重要です。
甲状腺機能亢進症が原因の場合
甲状腺機能亢進症など、ホルモンバランスが原因で動悸が発生する場合、甲状腺の治療や薬物療法を通じて症状をコントロールすることができます。この場合、甲状腺ホルモンのバランスが正常に戻るまでには数週間から数ヶ月かかることが一般的です。治療開始後、ホルモン値の変動に伴って症状が徐々に和らぎ、動悸の頻度が減少します。
運動不足や体力低下が原因の場合
運動不足や体力の低下が原因で動悸が生じている場合、軽い運動を取り入れたリハビリや体力回復プログラムを実施することで、動悸は数週間から1ヶ月程度で改善することがあります。徐々に無理のない範囲で体を動かし、心肺機能を高めることが重要です。
動悸が治るまでの期間は、原因や個々の状態に大きく依存します。短期的な対処が効果的な場合もあれば、長期的な治療や生活習慣の改善が必要な場合もあります。動悸の頻度や強さに変化がない場合や、他の症状を伴う場合は、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
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