鵞足炎の原因と対処法|東京都・千葉県で展開全店舗駅チカ あさひろメディカルグループ

鵞足炎

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 膝の内側に生じる鋭い痛みや鈍い違和感
  • 階段の上り下りや歩行時に痛みが増す
  • 膝の内側に腫れや熱感を感じる
  • 膝を曲げる動作が困難になる
  • 長時間の立ち仕事や運動後に痛みが悪化する

鵞足炎とは?|あさひろメディカルグループ

鵞足炎(がそくえん)とは、膝の内側にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる腱が炎症を起こし、痛みや腫れを伴う状態を指します。鵞足は、縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉の腱が集まる部分で、この部分が膝の内側で一箇所にまとまり、鵞足の形をしていることからこの名前が付けられました。

鵞足炎が発生すると、膝の内側に痛みが生じます。この痛みは、運動や日常の動作によって悪化することが多く、特に階段の上り下りやランニングのように膝を繰り返し使う動作で痛みが増すことがあります。また、痛みだけでなく、膝の内側に腫れや熱感を感じることもあり、炎症が進行するとこれらの症状が顕著になります。

鵞足炎の膝

鵞足炎は、スポーツ選手やランナーに多く見られる症状ですが、必ずしもアスリートだけが発症するわけではありません。中高年の方や、日常生活で膝に負担がかかる動作が多い方、例えば、長時間の立ち仕事や過体重の方などもリスクが高いとされています。また、膝の筋肉が弱い、柔軟性が不足している、または歩行や姿勢に問題がある場合も、鵞足炎の発症リスクが増加します。

鵞足炎の診断は、主に症状と触診によって行われます。医師が膝の内側を押すことで痛みがある場合、鵞足炎が疑われます。さらに、X線やMRIなどの画像診断が行われることもあり、他の膝の問題(例えば、半月板損傷や靭帯損傷)との区別が必要です。

鵞足炎は適切な治療とケアによって改善が見込めるものの、放置すると痛みが慢性化する可能性があるため、早期の対処が重要です。

鵞足炎の原因とは?|あさひろメディカルグループ

鵞足炎は、膝に過度な負担がかかることによって引き起こされる炎症性疾患です。以下に、鵞足炎の主な原因を詳しく説明します。

1.繰り返しの動作や過剰な運動

鵞足炎は、膝を頻繁に使う動作や運動によって生じることが多いです。ランニング、サッカー、バスケットボールなど、膝の屈伸を繰り返すスポーツは、鵞足に大きな負荷をかけるため、炎症が発生しやすくなります。特に、過度なトレーニングや無理な運動量は、筋肉や腱に過度のストレスを与え、鵞足炎を引き起こす要因となります。

ランニングによる鵞足炎

2.筋力の不均衡と柔軟性の不足

膝周りの筋肉のバランスが崩れている場合や、筋力が不足していると、鵞足にかかる負担が増加します。例えば、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が強く、ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)が弱い場合、膝の安定性が低下し、鵞足に余計な負担がかかることがあります。また、柔軟性の低下も鵞足炎の原因となりやすく、特にハムストリングや内転筋の柔軟性が低いと、膝の動きが制限され、炎症を引き起こすリスクが高まります。

内転筋群

3.不適切な姿勢や動作

日常生活や運動中の不適切な姿勢や動作も、鵞足炎の原因となります。例えば、歩行時に足を外側に向けて歩く「がに股」や、膝が内側に入り込む「X脚」のような歩き方は、鵞足に負担をかけやすく、炎症を引き起こすリスクが高まります。また、姿勢が悪いまま長時間立ち続ける、または同じ姿勢で作業を続けることも、膝にストレスを与え、鵞足炎を誘発する可能性があります。

4.加齢や体重増加

加齢に伴う筋力低下や柔軟性の減少も、鵞足炎の発症リスクを高めます。特に、中高年の方は筋肉や腱が硬くなりやすく、鵞足に負担がかかりやすくなります。また、体重の増加は膝への負担を増加させ、鵞足炎を発症しやすくします。体重が増えると、膝への圧力が増し、歩行や立ち仕事で膝にかかるストレスが増大するため、鵞足炎が発生しやすくなります。

5.急激な運動の増加

普段あまり運動をしていない人が、急に激しい運動を始めると、鵞足に大きな負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。運動を始める際には、徐々に運動量を増やし、筋力や柔軟性を十分に高めてから行うことが重要です。

バスケをする学生

以上のように、鵞足炎はさまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。特に、膝に負担がかかりやすい生活習慣や運動をしている方は、これらの原因を理解し、予防策を講じることが重要です。

鵞足炎を放置・悪化するとどうなるの?|あさひろメディカルグループ

鵞足炎を軽視して放置してしまうと、症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。以下に、鵞足炎を放置した場合に起こり得る影響を詳しく解説します。

1.痛みの慢性化

鵞足炎の初期段階では、痛みは軽度で一時的なものに感じられることが多いですが、これを無視して治療を行わないと、痛みが慢性化する可能性があります。慢性的な痛みは、膝の動きに制限をかけ、歩行や階段の上り下り、さらには日常生活の簡単な動作すら困難にすることがあります。痛みが持続することで、精神的なストレスや不安も増し、生活の質が低下するリスクが高まります。

鵞足炎により歩行困難の高齢女性

2.膝の機能低下

鵞足炎を放置すると、膝周辺の筋肉や腱の炎症が広がり、膝全体の機能が低下する恐れがあります。炎症が続くことで、膝関節の安定性が損なわれ、膝を曲げたり伸ばしたりする動作が困難になることがあります。また、膝の可動域が狭くなり、運動能力が低下することも考えられます。これにより、スポーツや日常的な活動に支障をきたすだけでなく、他の部位にも負担がかかり、さらなる怪我のリスクを引き起こす可能性があります。

鵞足炎により動作困難の女性

3.二次的な障害の発生

鵞足炎を放置して痛みや炎症が続くと、歩行時のバランスが崩れ、膝以外の部位にも負担がかかることがあります。例えば、反対側の膝や腰、足首などに負担が集中し、これらの部位に新たな痛みや炎症を引き起こす可能性があります。特に、姿勢や歩行パターンが悪くなると、筋肉や関節に余計な負担がかかり、身体全体のバランスが崩れることになります。

4.長期的な治療が必要になる可能性

鵞足炎を放置して症状が悪化すると、回復に時間がかかるだけでなく、治療も複雑になる可能性があります。初期段階で適切な治療を行えば、比較的短期間で回復することが可能ですが、症状が進行してしまうと、リハビリや物理療法が必要となり、完全に回復するまでに数ヶ月を要することもあります。さらに、慢性的な痛みや膝の機能低下が残ると、定期的な治療やケアが必要になる場合もあります。

5.日常生活への影響

痛みや機能低下が続くことで、日常生活においても様々な不便が生じます。例えば、歩行が困難になったり、階段の上り下りができなくなったりすることがあります。また、スポーツや運動を楽しむことが難しくなり、活動範囲が制限されることで、生活の質が著しく低下する可能性があります。仕事や家事に支障をきたし、精神的なストレスや不安が増すことも考えられます。

鵞足炎は早期に適切な治療を行うことで、悪化を防ぎ、症状の改善が期待できます。少しでも膝に違和感や痛みを感じた場合は、早めに専門家の診断を受け、適切な治療を開始することが重要です。放置することなく、積極的に対処することで、日常生活への影響を最小限に抑え、健康的な生活を取り戻すことができます。

鵞足炎の治療方法・セルフケアの方法は?|あさひろメディカルグループ

鵞足炎の治療には、痛みや炎症を和らげるための方法と、再発を防ぐためのセルフケアが含まれます。以下に、鵞足炎の治療方法とセルフケアの具体的な方法を詳しく説明します。

1.休養とアイシング

鵞足炎の初期治療として最も重要なのは、膝を休めることです。膝への負担を減らすために、運動や活動を一時的に中止し、炎症が落ち着くまで休養をとることが必要です。特に、痛みが強い場合は、安静にして膝を動かさないようにすることが効果的です。

また、アイシングは炎症を抑えるために非常に有効です。氷をタオルで包んで、痛みのある部分に1回20分程度、1日に数回当てると、炎症が軽減し、痛みが和らぎます。特に運動後や痛みが強くなったときにアイシングを行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

2.手技療法・運動療法

柔道整復師による柔軟性を高めるための筋膜リリースが行われます。具体的には、ハムストリングや内転筋、鵞足の筋緊張を和らげることで痛みを緩和させます。筋膜リリースは膝への負担を軽減し、再発を防ぐために効果的です。

また、運動療法では、膝関節の可動域を改善するための運動も行われます。関節の動きをスムーズにし、筋肉のバランスを整えることで、膝の機能を回復させることができます。

膝周りの筋膜リリース

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3.テーピングやサポーターの使用

テーピングやサポーターは、膝を安定させるために役立ちます。テーピングは、膝の動きを制限し、負担を軽減することで、炎症の進行を防ぐ効果があります。サポーターは、膝を保護しながら日常生活を送る際に有効で、痛みを和らげることができます。これらの補助具を使用することで、治療中でも膝にかかるストレスを最小限に抑えることができます。

4.抗炎症薬の使用

痛みが強い場合や炎症がひどい場合は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬物療法が行われることがあります。これにより、痛みと炎症を迅速に抑えることができ、日常生活への影響を軽減します。薬物療法は一時的な対処として使用されることが多いですが、医師の指導のもとで適切に使用することが重要です。

5.マッサージや鍼灸治療

鵞足炎の症状緩和には、マッサージや鍼灸治療も効果的です。マッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、痛みを和らげます。特に、鵞足周辺の筋肉を重点的にマッサージすることで、膝の柔軟性を向上させることができます。

鍼灸治療は、東洋医学的なアプローチで鵞足炎の治療に用いられることがあります。鍼灸は、体のエネルギーの流れを整え、痛みを軽減する効果が期待されます。また、筋肉の緊張を緩和し、自然治癒力を高める効果もあるため、慢性的な痛みにも有効です。

膝の鍼治療

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6.自宅でできるセルフケア

鵞足炎の治療は、専門家の治療と並行して自宅で行うセルフケアも重要です。以下のセルフケア方法を実践することで、回復を早め、再発を防ぐことができます。

・ストレッチ

膝周りの筋肉を毎日ストレッチすることで、柔軟性を高め、膝への負担を軽減できます。特に、ハムストリングや内転筋のストレッチを重点的に行いましょう。

・温熱療法

アイシングと併用して、炎症が落ち着いた後は温熱療法も効果的です。温かいタオルやホットパックを使用して筋肉を温め、血行を促進することで、痛みを和らげることができます。

・体重管理

適正体重を維持することは、膝への負担を減らし、鵞足炎の予防にもつながります。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。

これらの治療方法とセルフケアを組み合わせることで、鵞足炎の症状を効果的に緩和し、再発を防ぐことが可能です。痛みが長引く場合や、自己管理だけでは改善が見られない場合は、早めに専門家の診察を受けることをお勧めします。

鵞足炎が治るまでの期間の目安は?|あさひろメディカルグループ

鵞足炎の回復期間は、症状の重さや治療のタイミング、そして個人の体質や生活習慣によって異なります。一般的に、鵞足炎の初期段階で適切な治療を行えば、回復までに数週間から1ヶ月程度かかるとされています。しかし、症状が進行していたり、治療が遅れたりした場合には、回復に数ヶ月を要することもあります。

初期段階での回復期間

鵞足炎の症状が軽度で、早期に治療を開始した場合、約2〜4週間で痛みや炎症が改善されることが多いです。この段階では、アイシングや安静、軽いストレッチや筋力強化運動などを組み合わせた治療が効果的です。炎症が収まり、痛みが軽減すれば、徐々に日常生活や運動を再開することができます。

中等度の鵞足炎の回復期間

痛みが中等度で、膝に腫れや熱感が見られる場合は、回復にもう少し時間がかかることがあります。この場合、治療期間は4〜8週間程度が目安です。物理療法やテーピング、サポーターの使用などを通じて、膝への負担を軽減しながら、筋力や柔軟性の回復を図ります。完全に痛みが引くまでには時間がかかることがありますが、適切なリハビリを行うことで、再発のリスクを減らすことができます。

重度の鵞足炎の回復期間

症状が重度で、慢性的な痛みや膝の可動域が制限されている場合、回復には数ヶ月を要することがあります。治療期間は8週間以上になることもあり、炎症が広がっている場合には、治療がさらに長期化することが予想されます。この段階では、物理療法に加えて、医師の指導のもとで抗炎症薬の使用や、必要に応じてステロイド注射などの治療が行われることがあります。また、リハビリを続けることで、膝の機能を徐々に回復させることが重要です。

回復後の注意点

鵞足炎が治癒した後も、再発を防ぐためのケアが必要です。回復直後は、膝にかかる負担を最小限に抑え、適切なウォーミングアップとクールダウンを心がけることが重要です。また、筋力と柔軟性を維持するために、定期的なストレッチやエクササイズを継続しましょう。鵞足炎は再発することがあるため、予防策を徹底することが、長期的な膝の健康を維持する鍵となります。

鵞足炎の回復期間は個人差があるため、症状に応じた適切な治療とケアを行うことが重要です。治療を開始するタイミングが早ければ早いほど、回復もスムーズに進む可能性が高くなります。症状が改善しない場合や、痛みが再発する場合は、再度専門家に相談し、適切な対応を行うことが必要です。

鵞足炎治療3つのポイント|あさひろメディカルグループ

POINT①迅速なPRICES処置

怪我の直後にPRICES処置(保護、安静、冷却、圧迫、挙上、固定)を迅速に行うことで、炎症を抑え、痛みを軽減し、損傷の拡大を防ぎます。特に最初の48時間は重要で、適切な応急処置が回復を早める鍵となります。

PRICES処置

POINT②専門的なリハビリと治療

初期治療後、国家資格者によるリハビリや物理療法が必要です。筋力や柔軟性を回復させるための適切なリハビリを行うことで、再発防止と完全な回復を目指します。場合によっては超音波治療や低周波治療なども効果的です。

鵞足炎の超音波治療

また、鍼治療も早期回復に有効な治療法となります。患部に直接鍼を刺し電気刺激を与えることで、炎症を取り除いたり機能回復のサポートする効果が期待できます。スポーツや仕事に早く復帰したい方は是非ご相談ください。

膝の鍼治療

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POINT③再発防止のためのケア

回復期に筋肉のバランスを整えるための筋膜リリースやストレッチを取り入れることで、再発を防ぎます。また、身体のバランスを崩すきっかけである歪みの改善をすることで怪我をしにくい状態を作ります。日常生活や運動前後のウォーミングアップとクールダウンをしっかり行い、筋肉の柔軟性を維持することも大切です。

膝窩の筋膜リリース

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胸椎の矯正

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あさひろメディカルグループの施術の流れ

  1. 受付受付で問診表をお受け取り下さい。
  2. カウンセリング問診表の内容からカウンセリングを行い、今のお身体の状態を確認します。
  3. 検査カウンセリングをもとに、今のお身体の状態を見ていきます。
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